日本百名山を考える!

◎日本百名山を考える!

 

こんにちは、山登りインストラクターのmoetanです。

 

 

あなたも「日本百名山」というのを聞いたことがあると思います。

 

山登りに関心のない人でもその言葉だけはどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

随筆家であり登山家でもあった深田久弥が選定した、日本の百箇所の名山です。

 

 

この百名山をすべて登るのを一つのステータスと考えている人たちがいます。

 

特に60代の、毎週のように山に行ける環境の方に多いように感じます。

 

100峰目の山頂で、「100名山踏破!」なんていう横断幕を広げて撮影する。

 

山の雑誌などでそんな写真をご覧になった方も多いでしょう。

 

 

 

確かに深田久弥が選んだ山はわしでも登ってみたくなる山が多いです。

 

その一方で、あの山がなぜ含まれていないのかという疑問もあります。

 

 

わたしが登った例で言うと燕岳は除外されていますし、八ヶ岳の峰々は一括りにただ「八ヶ岳」とされています。

 

そもそも深田久弥が登っていないからという理由で外されている山も結構あります。

 

 

 

そんな百名山踏破は、深田久弥自身が困惑するほどブームになってしまい、それは今も続いているのです。

 

夏の燕岳(長野県大町市・安曇野市 2762.85m)

 

 

山登りほど自発的な行為はそれほどないとわたしは思っています。

 

息をハアハアしながら登る辛さ、膝に体の重さがのしかかる降りのシンドさは、それほどまでして山に登る理由があるから乗り越えられるのであって、山登りに興味のない人にはまったく理解できない話でしょう。

 

自ら登りたいから登るのが山登りなのです。

 

それなのに、人の基準で選ばれた山になぜすべて登りたいのか!

 

自分が登りたかった山を登ってきて、結果100名山を実は踏破していた、というのならまだ分かります。

 

しかし、それがなぜブームにまでなってしまうのか!

 

正直わたしには理解できません。

 

 

 

 

そこでわたしが提唱したいのは、自分の百名山を作ることです。

 

わたし自身は、登りたいのに登っていない山がまだたくさんあるので作るところまでいきませんが、でもこれは自分自身しか作れない山登りヒストリーになりますよ。

 

 

そこで思うのは、山と季節を合わせての百名山という一つの考え方です。

 

例えばカタクリの花が美しい春の御前山(東京都西多摩郡奥多摩町・檜原村 1405m)とかね。

 

夏の◯◯山とか秋の◯◯山、冬の◯◯山という風に決めることが理想です。

 

 

さらに言えば、富士山を眺める百名山とか子どもと登る百名山とかというのも面白い。

 

 

 

深田久弥が言いたかったのもこういうことなのではないのかなぁ。

 

ここにも右へならえにすぐなってしまうのは日本人の悪いところが出ているように思います。

 

自分で作る自分の百名山を考えましょう。

 

わたしもあと5年くらいかけて自分の百名山を決めたいと思います。

 

鬼ケ岳(山梨県富士河口湖町・笛吹市 1738m)から眺める富士山。